もしも北上次郎×大森望『読むのが怖い!』で『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』が評論されたら……

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     言葉の森・代表、中根先生の本『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』(すばる舎)が発売されました。

     Amazonで予約していたので、発売と同時に到着です。Amazonでの売り上げは好調で、家庭教育部門で1、2位を争っているとか。

     教室に通っている方でご興味ある方にはお貸ししますのでお声がけください。

     購入されたい方はこちら(Amazon)から。

     

     「勉強」とはありますが、子供の真の勉強とは読書であり、遊びであるという内容です。他にも子育てに役立つ考え方がいっぱい。言葉の森の子育て論には私自身もずいぶん学ばせていただきました。やっと本になって嬉しいです。

     子どもたちへのおすすめの本のページも充実しています。

     

     ところで、本と言えば私は北上次郎と大森望が対話形式で書評をしていく『読むのが怖い!』シリーズが好きでよく読み返します。2人の会話のかみ合いっぷりが半端なく、読んでいて心地よいからです。それはまるで、おもちゃの積み木が1つ1つ組み合わされされ、お城なり、ビルなり、町なりが出来上がり、ふうんと眺めて、はい、次の建物、と進んでいくような感じ。そのいちいち立ち上がる立体感が楽しく、評論されるどの本もおもしろそうに見えてくるから不思議です。

     先日、同書で紹介されていた中島京子『平成大家族』を読みました。そんなに高い評価ではなかったのですが、これは私の好みに合いそうだなあというヒントをいくつも対話の中に残してくれるので買ってみたのでした。とても面白かったです。

     いつか、中根社長の本も書評されるといいなあ。北上次郎はどうやってボケるか、大森望はどんなツッコミを入れるのでしょうか。多分、こんな感じです。

    ↓ ↓ ↓

     

    もしも北上次郎×大森望『読むのが怖い!』で『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』が取り上げられたら……、

     

    北上「これはね、理想ですね」

    大森「え、そうなんですか。僕は北上さんなら“何当たり前のこと書いてんだ”って言うと思ってましたよ」

    北上「いやいや、だってできないじゃん、こんなこと。ゲームやらyoutubeやらが身近にあってしかも超絶面白い時代に読書なんて。しかも、虫を取ったり植物を観察したり自然を満喫しなさいってある」

    大森「どれも大切なことでしょう(笑)」

    北上「そうそう、それは分かるんだけどね。なかなか難しいよ、これ。だから理想だっての」

    大森「理想にすぎない、と」

    北上「うん。もうね、子供なんて放っておけば育つんですよ。面白いことを見つけるの、天才的なんだから」

    大森「それじゃあ、ダメですよ。コミュ障でゲームおたばっかり育っちゃう。子供は手間ひまかけて育てなくちゃいけないんです。北上さん自身だって相当、手間がかかったクチなんじゃないですか(笑) それに子どもたちに本を読んでもらわなくちゃ僕たち仕事がなくなっちゃいますよ。この本読んで、どんどん読書してもらいましょう

    北上「ま、そりゃ、そうなんだけどね。いやあ、子育てってたいへんそう」

    大森「意外と理想に燃えて子育てしそうでもありますけどね、北上さんは」

    おしまいです…。

     

    ほんものの『読むのが怖い』はこちら(Amazon)です。

     



    優しい人もいたもんだ

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       先日、車で信号待ちをしていたとき、後ろから走ってきた郵便局のバイクがすーっと助手席側に止まりました。見ると窓の向こう側からこちらに向かって、郵便局員のおっちゃんが身振り手振りで口をパクパク。すご〜くびっくりして窓を開けると、

      「助手席のドアが半ドアですよ!」

      なんと。助手席にはしんのすけ君が乗っています。局員さんすかさず、

      「閉めなおしてあげましょうか?」

      と言うのでお願いすると、バタンとドアを閉めなおして、

      「じゃ(^^)/」

      と走り去っていきました。ちょうど信号は青。一瞬のできごとでした。

       しんのすけ君が乗ったまま途中でドアが開いちゃったりしたら本当にたいへんなことでした。優しい人もいたものです。

       車に乗ってるとときどきそういう親切な人がいます(もちろん、めちゃイラチな人もいるけれど)。そういうときは「優しい人もいるもんだ」と私は心の中で思います。

       

       以前、友人の運転する車に乗っていたら、見知らぬドライバーがしてくれた親切に、友人が

      「やさしい人もいたもんだ」

      とつぶやいてました。私とおんなじこと言うんだな〜。

       

       ところで、モモコちゃんによると、モモコちゃんは小さいころ、走行中の車のドアを開けてみたくてたまらない衝動に何度も駆られたそうです。手をかけたらそれは簡単に開く、開けてみたいと強く願いつつ、なんとか自制したのだとか。ヘンなこと考えるものですねえ、子どもって。

       今回、出発したときは半ドアではなかったはずなので、もしかして、しんのすけくん、それやっちゃったのかなあ、と思いました。危ないなあ〜。おっちゃん、閉めなおしてくれてホンマありがとう(^^)/

       

       

       



      スターを目指せ

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         まどかちゃん(高2)の水球の応援に行ってきました。新人戦でした。まどかちゃんは後半に入ってから交代選手として試合に参加。相手チームのボールをうまくカットし、シュートも打ちました。入らなかったけれど。。

         高校から水球を始めたまどかちゃんは、やはり中学からやっている子にはなかなかかないません。でも、最近、ぐっと泳力が上がったようで、試合でもしっかり戦力になっているのが分かりました。

         

         他のお母さんたちに

        「まどかちゃん、泳ぐのが速くなった! よくがんばった!」

        「最初は顔を水面から出しているのがやっとだったのに、今はほかの選手と変わらない!」

        といっぱい褒められました。成長を見守ってくれてるんだなあ(私は今回初めて見に行ったのですが)。そして、まどかちゃんはよくがんばったんだなあ。

         

         二の腕の筋肉をしんのすけ君に自慢し、腹筋が割れたと喜ぶ変な女子高生で、勉強もあんまりしている様子がないんだけれど、スター目指してがんばっておくれ。

         



        作文教室のあとに

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          柏の葉公園のセミの声もだいぶ弱まりました。

          大量のセミが塊になって鳴いていた真夏とは違い、

          一匹、一匹の声が識別できます。

           

          ああ、これが「残る蝉」(秋の季語)としみじみ思っているとなり

          しんのすけくんがセミの物まねを始めました。

           

          ウィヤオ〜〜ン

          ウィヤオ〜〜ン

           

          に、にてる!

           

          母音、半母音をおりまぜて喉を震わせながら悦に入って鳴いているしんのすけ君。

          蝉は「ミーンミーン」と鳴くわけではないのですね。

          「残る蝉」らしく、最後は弱々しく結ぶことも忘れなかったしんのすけ君でした。

          できる男!

           

          そういえば、私も子どものころ、ウシガエルの物まねが上手で、

          「テレビに出演してくださいって頼まれるほどうまい」

          と家の人に褒められて、本当にそんな依頼があったときのために

          密かに練習したことがあったのでした(笑)

           

          おしまい(^^)/



          夏休みが終わった!

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             夏休みが終わった! 子どもたちはそれぞれ小学校、中学校、高校へ行きました。家の中がし〜んとしています。久々の心地よい静寂。

             今年は次女のモモコちゃんが受験生なので、ずっと家にいました。静かに勉強しているように思えることもあり(寝てることが多かったけど)、家じゅうに響く大きな声で歌っているときもありました。しょっちゅう歌っているので家のどこにいるのかすぐに分かりました。いつ寝てるか、いや、いつ勉強しているのかもよく分かりました。

             

             モモコちゃんが気に入って歌う曲はテイラー・スウィフトです。階段を上りながら、シャワーを浴びながら、部屋を片付けながら大声で気持ちよさそうに歌っています。歌詞を忘れても決してひるみません。即興で適当に歌詞を作って歌っています。私は元の歌詞を知らないので気づきませんでしたが、長女のまどかちゃんによると、

             

            「歌詞がめちゃめちゃ」

             

            だそうです。それにしても、窓を開け放った密集住宅地でよくあんな大声で歌えるなあ、と感心します。

             

             どのくらい密集しているかというと、隣の家の電話が自分の家の電話に聞こえるくらい(笑) うちで鳴ってると思って、

            「だれか電話取って〜!」

            と叫んだら、隣の家の人が取ったので恥ずかしく思ったこともありました。ちなみに、隣はおじいさんの1人暮らし。最近、夕暮れ時になると「星に願いを」のオルゴールを鳴らしてひとりじっと聞きいってます。こんなもの悲しい「星に願いを」は聞いたことがない、としんみりしてしまいます(T_T)

             

             話がそれましたが、、

             

             まあ、とにかく、うちはそのくらい隣と近いのですが、モモコちゃんはそういうのは全く気にせず、歌います。何考えてんでしょうか。。

             

             そういえば映画「ヤングジェネレーション」でも、イタリアかぶれした自転車乗りの男の子が、家中に響き渡る声でイタリア語の歌を、おいおい、どないしてんっていうくらい開放的に歌いまくるシーンがありました。若いってこういうことを言うのかもしれませんねえ。

             

             というようなことをシーンとした家の中で考えたのでした。いやあ、静かっていいですねえ。

             

             ぜんぜん関係ないですが、夏の間は外が暑すぎたので、エアコンの効いた部屋で子どもたちと何度かラジオ体操をしました。いやあ、いい運動になりました(^^)/ホンマカイナ

             ↓ラジオ体操をするモモコちゃん。しょっちゅう、お互いの手がぶつかって痛かったです。やっぱり、運動は外でする方がいいかも。

             

             

             

             

             



            モモコちゃんのゼラニウム

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               いま中3のモモコちゃんが中1のとき、学校で花壇に花を植えたり世話したりする係をやっていて、学年の終わりごろ、3月に、先生が「もういらない」とくれたゼラニウムを家に持って帰ってきたことがありました。ピンクの花がちらほら残っています。ゼラニウムは多年草の花。またそのうち咲くかもね、と置いといたら、春から秋までずうっと花を咲かせ続けました。大して世話もしていないのに。

               モモコちゃんはゼラニウムになぜか「ジムシー」と名づけて名札を作り土にさしました。

               

              ジムシーって?

               

              未来少年コナンに出てくるジムシーだよ。

               

              ああ、あのちび助。なんで、また?

               

              なんとなくジムシーってかんじがするから。

               

               いやあ、ぜんぜん分からん。イメージまったく違うやん。

               1年が経ち、茎がにょきにょき伸びたので、いちばん長い3本を切って指し芽にしたらちゃんと根付いて4鉢になりました。大きいのが1鉢、小さいのが3鉢。小さな新しい芽も早1カ月ほどで花を咲かせ始めました。植物の生命力ってほんとすごいなあ。ちょん切られても、指されただけでもたくましく花をつけて。

               

               最初は軽薄なピンクだなあと思っていたけれど(この色が好きなモモコちゃんには内緒)、あまりにも次々花を咲かせるけなげな姿にだんだん美しいピンクに見えてきました。

               

               モモコちゃん、4鉢になったけど名前どうするの?

               

               み〜んな、ジムシー。

               

               だって。もっともっと増やしてみたいなと思います。増やしてどうなるというわけでもないけれど。増えるものならどんどん増やしたい。

               



              マンゴー&オレンジフラッペ

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                 中3で受験生のモモコちゃんと夜の8時ごろ近所のファミマへ。

                 

                「新発売のオレンジ&マンゴーフラッペが食べたいから、お母さん、ついて来て」

                 

                と言うので。

                 店でフラッペを選び、支払いを済ませ、モミモミつぶして、仕上げにミルクを注ぎます。モモコちゃん、神妙な面持ちでカップをサーバーにセット。ぽちっとボタンを押しました。ところが、それはなんとコーヒーのボタン‼

                 モモコちゃんは慌ててカップを引っ込めましたが、オレンジ&マンゴーにはしっかりコーヒーが。そして残りのコーヒーは排水口に流れていきました。

                 

                「あのう、ボタン間違っちゃったんですけど…。

                こういう場合はどうなるんですか?」

                 

                我ながら姑息な尋ね方で、レジの女の子に聞いてみました。感じのいい女の子は「あ、そうですね!」と叫ぶとすぐに店の奥に引っ込み店長を連れてきました。

                 

                「ああ、コーヒー入れちゃったのね!」

                 

                店長さんはなぜか、わあ、上手にできたね!というかんじで出てきて、

                 

                「いいよ、いいよ、心配しないで。

                いま、新しいのあげるから。

                コーヒーを入れちゃった方はちょうだいね。

                もったいないから試しに飲んじゃう。

                ゴクゴク。

                ひゃ〜、マズいね!

                こりゃダメだ。

                よおし、ミルクを足してみるか」

                 

                アイスに醤油をかけたらどんな味になるのか試す子供のような目つきで、サーバーのミルクをどぼどぼ注いだ店長は

                 

                「うん、イケる。イケる」

                 

                と飲んでました(笑) (笑)というか……、

                 

                「ありがとうございます。すみません」

                 

                と恐縮すると

                 

                「いいよ、いいよ、全然、気にしないで!

                人間、誰にでも間違いはある!」

                 

                きっぱりとカッコよく断言した店長さんでした。そして、おいしそうにコーヒー味のマンゴー&オレンジフラッペを飲みながら店の奥に消えていったのです。あとで長女のまどかちゃんから聞いたところによると、店長さんは数年前の中学校のPTA会長だとか。さすがはPTA会長!

                 

                 数日してファミマでピーチフラッペが限定販売されました。それもさっそくチェックしたいモモコちゃん。受験生になってやたらと勉強以外のことをマメに実行するモモコちゃんなのです。今度はひとりで行って買って飲んだようです。

                 

                「おいしかった?」

                 

                と尋ねると少し怪訝な顔で、

                 

                「うん。おいしかったよ。でもね、お母さん、なんだかコーヒーの味がしたんだあ」

                 

                ええ、マジΣ(゚Д゚) 店長さん、アレがおいしかったから、さっそくサーバーに細工でもしたのかしら?と思ったのでした。そんなわけないでしょうけれど。

                 

                 それにしても、おもしろくて親切な店長さんだったな〜。

                 

                おしまい(^^)/

                 

                 

                暑そうな女のひと↑

                「わたくしも1ついただきたいわ」

                 

                 



                顔をペタペタ

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                   その夜、私はしんのすけ君(仮名・小2)と寝る場所を交換していました。わずかながら私が寝ているところのほうが涼しい!としんのすけくんが主張するからです。そうかなあ、と思いつつ布団を交換。涼しいと固く信じているだけあって、速攻で眠りに落ちたしんのすけくんでした。そういえば、昔飼っていた黒ネコも涼しい場所をよく知っていたなあ。しんのすけくんったら、ネコみたい。

                   しんのすけくんが眠ってしばらくして、中3で受験生のモモコちゃん(これも仮名)が寝に来ました。最近になってようやく受験生としての自覚が芽生えてきて、夜型になりつつあるのです。暗闇の中を手探りしながらそろりそろりと近寄ってくるももこちゃん。私からはその姿がはっきりと見えていました。見上げる角度なのでちょっと怖い。モモコちゃんは私の枕元にくると、おもむろにしゃがんで、私の顔をペタペタと触り始めました。え? それから、次は頭をな〜でな〜で。踏まないように位置を確かめているというよりは愛撫です(笑) ああ、しんのすけくんと間違ってるんだなあ。

                  「それ、お母さんなんですけど」

                  と告げると

                  「えええ! そうなんだあ。きゃはははは」

                  ももこちゃん、闇の中で大きく照れ笑い。素早く私から離れ自分の布団に入りました。ところが、しばらくすると、今度は私の足を優しくす〜りすり。

                  「あの、それも、お母さんなんですけど」

                  「えええ、これもなの? お母さん、どんな格好で寝てるの?」

                  まっすぐ寝てるんですけど。。

                   

                   ももこちゃんったら、ひょっとして毎日、コレやってるのかしら。寝ているしんのすけ君をぺたぺた、なでなで、す〜りすり。昼間はよくケンカしてるんですけどね。年の離れた弟ってこんなふうにかわいがられるものなんですねえ。いいなあ。

                   

                   ところで、いま、これまで撮りためたしんのすけくんのビデオをようやく少しずつ編集していますが、先日、赤ちゃんのころのしんのすけくんがほぼ等身大の犬のぬいぐるみと、じゃれあっているシーンが出てきました。しんのすけくんは眠そうにごろごろ転がりながら、静かに犬を抱っこし、犬の上に乗っかり、ときおり、体や頭をよしよししています。まだぶきっちょにしか動かない手足でぎこちなく、でも、もう愛おしくてたまらない、という様子でかわいがっています。

                   お姉ちゃんは弟を、赤ちゃんはぬいぐるみの犬をよしよししたい気持ちがあるんですねえ。そういう気持ちはお母さんだけのものじゃないんだなあと思いました。

                   

                   検索してみると、ネコちゃんもやってました。抱っこして、よしよし。(Googleで「ネコとぬいぐるみ」の画像を検索)

                   

                   

                   犬ちゃんもやってました。むぎゅ。(Googleで「犬とぬいぐるみ」の画像を検索)

                   

                   

                  最後の犬くんは「狩り」のようですが。

                   

                   おしまい(^^)/



                  ゴミ屋敷の引っ越し

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                     今月、3週目の6年生の課題長文はさくらももこ氏のエッセイでした。ももこ氏が家庭訪問前に自室をきれいに片づけるのですが、実は引き出しの中など見えないところはごっちゃごちゃで、結局、先生にそれがバレちゃったという話です。

                     

                     生徒さんの1人が感想文の中で自分の部屋の整理整頓のことを書き定期的に整理をしないとまるでごみ屋敷のミニチュア版のようになってしまう」というたとえを書きました。

                     

                     ゴミ屋敷。

                     

                     そう、そのひとことで私は思い出しました。ゴミ屋敷(なんて言って失礼だけど)の引っ越しを手伝ったことを。もうずいぶん前、ハワイに住んでいたころ、私は2棟並ぶアパートに住んでいましたが、その向かい側の棟におばあさんが住んでいました。オワフ島の老人ホームに移るので家の荷物を運ぶのだそうです。でも、荷物が多いので手伝って、とそのおばあさんの隣に住む4人兄弟の1人が伝えにきたのでした。いつもうちの子たちと遊んでくれていた4人兄弟。

                     

                     おばあさんの家に入ってみてびっくり。これが噂に聞くゴミ屋敷! 失礼。おばあさんにとっては大事なものばかり。

                     ものがいーっぱいあって、どれも生活の中では機能せず、天井まで積み上げられて保管されています。窓もふさがれて家の中は薄暗い。おばあさん、どうやって生活してるんだろう、というかんじ。ここは倉庫で別の場所に住んでいるとか?と思ってしまうくらいです。

                     

                    「もうどれでもいいからどんどん車に積んで港に持って行って」

                     

                    4人兄弟のお母さんだったかお父さんだったかにそう言われて片っぱしからうちのバンに積み込みました。アリの行列のように並んで子どもたちもお手伝い。いっぱいになったところで、港へ輸送。ぎっしり詰め込まれた荷物は思った以上に重く、バンはずしりと沈みました。中古のさらに中古だったバンは馬力もなく、いったん信号などで止まってしまうと発進速度がなかなか上りません。えらいことを引き受けてしまった、何往復するんだろう、とちょっと後悔しました。燃費も極度に悪かったのです。一度、計算してみたことがありましたが、リッター6.7km。ケチなので港まで往復するといくらかかるか計算してしまいました。

                     倉庫につくと、おばあさんに割り当てられたコンテナがあって今度はそこに詰め込んでいきます。おばあさんの順番が回ってきたらコンテナ船でオワフに運ぶんだとか。結局、うちの車だけでたぶん4往復ぐらいしたと思います。4人兄弟の家の車は見た目がはっきりうちよりボロだったけど、その車もがんばって運んでました。

                     

                     荷物はよく見ると掃除機が何台もあったり、箱に入ったクリスマスツリーが何種類もあったり。いつか使うと思って取っておいたのかなあ。4人兄弟の1人がクリスマスツリーをもらった!とすごく喜んでました。うちも持ってたウォルマート製の安物クリスマスツリーでした。

                     老人ホームに行くのだから、あの大荷物はどこかで処分しなくちゃいけないと思うのですが、その段階ではふんぎりがつかなかったのでしょうね。捨てなくちゃいけないかもしれない荷物を10人ぐらいでせっせと運んだのでした。でも、荷物の重さに比しておばあさんは明るく陽気。お昼になると

                     

                    「手伝ってくれてありがとねー」

                     

                    と巨大な鍋ふたつで作ったミートソーススパゲッティをふるまってくれたのでした。1人暮らしでも巨大な鍋はこういうときに必要なのです。ほらね、なんにも捨てられないでしょ、と言っているかのような巨大鍋でした。

                     

                     おばあさんは引っ越す直前に、自分の庭の木を切ってうちに持ってきてくれました。ティーリーフという木です。木というか草です。野ブタが食べにやってくるから、子どもは庭では遊ばせないという人がいました。じゃ、どうして植えてるんだと思いましたが。

                     

                    「暖かい水につけておくとね、根っこが生えてくるから。そしたら地面に植えるといいよ」

                     

                     そのとき、おばあさんがどうしてティーリーフを持ってきてくれたのかというと、多分、以前、咳をしていたモモコちゃんに、熱湯をくぐらせたティーリーフを首に巻いておくと良くなるから、と茹でてやわらかく黒ずんだティーリーフを持ってきてくれたことがあったからだと思います。自分はもう引っ越すから、今度は自分で育てたらいいよということで。

                     おばあさんの言ったとおりティーリーフは根を出し、地植えにしたらすくすく育ちました。すごい生命力です。うちが日本に帰るときには別の人がやってきて「欲しい」と言ったので、また地面から出た部分を切ってあげました。ハワイではティーリーフにくるんだ蒸し料理というのがあって、そのほかにも、まあ、あればいろいろと役に立って便利とのことでした。風邪をひいたら煮て、首に巻く、とかでしょうかね。

                     

                     今ごろ、あのティーリーフは新しい庭でまたしっかり根付いているでしょう。おばあさんはその後、どうしたかなあと懐かしく思い出しました。生徒さんの「ゴミ屋敷」のひとことで、しばし講評を打つ手を止めて思い出にふけったのでした。

                     読み返してみると、長! 長すぎ!! 思い出にふけりすぎ……。

                     

                    おしまい(^^)/

                     

                     



                    ジェーン・スーの嵐

                    0

                      (↑TBSラジオHPより)

                       

                       

                      ジェーン・スーとは

                       

                       こちら(ウィキペディア)

                       

                       エッセイスト兼ラジオパーソナリティ兼自称「未婚のプロ」です。人気急上昇中の43歳。日本人。女。

                       

                       同じく私も43歳にならんとする誕生日の前日(約1カ月前)、突如、ジェーン・スーの嵐に吹かれました。

                       

                       あっち向いてもジェーン・スー、こっち向いてもジェーン・スー、上を向いても、下を向いても、寝ても覚めても、ジェーン・スーという状態! 名付けて「ジェーン・スーの嵐」です!

                       

                       (我ながら作り込みすぎな書き出し^^)

                       

                       それはこんなふうに始まりました。図書館からの帰り道……、

                       

                       アチ〜、ムシムシする(+_+)

                       

                      梅雨の熱気にやられながら歩いていると山口県に住む友人から電話が。図書館の帰りだったので、ごく自然に本の話題になりました。友人が最近、読んだ本はジェーンスーの貴様いつまで女子のつもりだ問題』。あ、それ知ってるよ! おもしろいんだってね〜。

                       

                       

                       帰宅したらちょうどお昼。つけたラジオはジェーン・スーのラジオ「相談は踊る」コーナーラジオを聴きながら昼ごはんを食べるのが私の日課なのです。

                       私はご飯を食べ、スー様はリスナーからの相談に向き合う。とても真摯に。

                       そう、紳士。スー様は紳士となって優しくリスナーの手を取りリードします。そして、ラジオの電波にのせて相談を美しく優雅に踊らせるのです(スー様はこのような比喩を多用します)。

                       

                       午後には夫から誕生日のプレゼントが私のKindleに到着。さすがは現代。プレゼントの届き方も昔と違います。音もなく密かに届いたプレゼントは……、ジェーン・スー著『貴様、いつまで女子のつもりだ問題』! わーい、スー様尽くし^^ 安かったから誕生日プレゼントのおまけ、とのことでした。

                       

                       ジェーン・スーの嵐はやむことなく、翌日はおまけの本体がアマゾンから到着。これまた、ジェーン・スー著『相談は踊る』の書籍版。上を向いても下を向いてもどこもかしこもスー様ばかり!

                       

                       

                       『相談は踊る』は2日で読み終えて、ちょうど妹に送るものがあったので、同梱して郵送。妹は失恋した友人にジェーン・スー著『私たちがプロポーズされないのには101の理由があってだな』をすすめたばかりだとか。『相談は踊る』も読みたかった〜とすぐに読み終えて、おすすめお菓子と一緒に送り返してくれました。お菓子を食べながら、ぱらぱらと再読。

                       

                       夜眠れないときはKindleでこっそりスー様。もちろん、早く目覚めた朝も布団の中でスー様。寝ても覚めてもスー様、なのです(Kindleは画面が発光するタイプがおすすめ。電気をつけずに密かに読めます)。

                       

                       そして、1カ月たった今、考えていることは、育休中の近所の友人に『相談は踊る』を貸してあげようかどうしようか、ということ。いくら自分が好きだからって、頼まれもしないのに本を貸してあげるなんて、押しつけがましい行為にならないかしら? 10歳も年下の友人だから、年上の威圧に負けてしぶしぶ読書なんてことにならないかしら? そんなんじゃ、スー様を知る前にスー様を嫌いになっちゃうわ!(誰?あんた)、と考え出すとなかなか持っていけない。スー様に相談してみようかしら。

                       

                       ……というわけで、いまだにスー様三昧な日々なのです。アラサー、アラフォー、かつての女子なら必ずやハマるスー様。まだ手に取ったことがない方にはぜひおすすめです!

                       

                       ちなみに、アラサーにはまだまだほど遠いという子どもたちの読書にはこちら(言葉の森「読書の好きな子になる庭」facebookページ)が最適。さア、いってき〜(ダジャレです^^ワカリニクイ)



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                      教室の子どもたちが書いた清書作文はこちらこちらです。
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