2月3週目、小学校3年生の感想文のご紹介

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     2月3週目の小学校3年生の感想文をご紹介します。

     

     感想文のもとになる長文は少し難しめ。細菌学者のパストゥールが免疫のしくみを解明し、予防接種を作ることに成功したときのことです。難しい言葉や生物学の内容が出てきますが、1週間毎日の音読で理解は深まります。また、家の人への取材や自分で調べたことを書くことで内容が広がります。

     

     3年生のいまの目標字数は600字。実はこの2人は600字に足りていませんが、1週間、難読に取り組み、テーマに沿った体験実例を探し、家の人に取材をする取り組みをしました。この目に見えない勉強こそが大切。このような勉強の積み重ねが読解力、思考力を養います。感想文は短めでも、2人ともしっかり準備をしてきました。書いていた時間は正味で30分ほどでした。

     

     では、ヒロくん、サナピッピくん、どうぞ〜。

     

    「はーい」

     

     

     

    とっておいてよかった 小3 ヒロ
     この話を読んでいちばん心に残ったのはパストゥールが取っておたコレラ菌をニワトリに注射して予防接種を発見できたことです。
     ぼくも同じような経験があります。ぼくは算数のノートを使い終わったときに捨てずにとっておきました。そしたら次の日の学校の算数のプリントの宿題が分からなかったとき算数のノートを見て分かりました。
     お母さんはぼくの保育園のとき使っていた布団を捨てずに椅子のマットとして使っています。毛布は車のひざ掛けとして使っています。どうしてかというと愛着があったからと言っていました。
     何でもポイポイ捨てるのはよくないと思いました。


    不思議なワクチン サナピッピ
     ぼくがいちばんすごいと思ったことはパスツールがワクチンを発見したことです。
     ぼくはインフルエンザのワクチンを打ってインフルエンザになり、インフルエンザのワクチンを打たなくて感染しませんでした。それが何回か続いたので、去年、インフルエンザのワクチンをしない方がいいとお母さんは思い、ワクチンをしなかったらインフルエンザにかかりました。ぼくはインフルエンザワクチンに相当、嫌われていると思います。
     インフルエンザのワクチンは弱ったインフルエンザ菌を入れることです。そして、それに抵抗する抗体を人間の体が作ります。ワクチンは昔の人々の努力でできた成果なんだと思いました。

     


     



    2月2週、小5と小6の感想文

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       今日は2月2週目の5、6年生の感想文をご紹介します。5,6年生は毎月、2週目と3週目が感想文となっています。1週間毎日、家で音読した長文の感想文を教室で書きます。

       まず最初に5年生のエイタくん。課題長文は深海魚を人工的に飼育することの難しさについてでした。

       

       1段落目は長文の要約を書き、2段落目、3段落目に長文のテーマとにた話をひとつずつ自分で探して書きます。エイタくんは調べた話を2つ用意しました。人工的に養殖するのが難しいうなぎと、栽培するのが難しいトリュフ。どちらも人間が育てるのが難しいという意味で、深海魚とよく似た存在です。4段落目に「分かった」という言葉を使って全体を大きくまとめます。

       ではエイタくんどうぞ〜。


      「はーい」

       


      (バレンタインらしく^^)


      人工で育てることのむずかしさ 小5 エイタ

       深海生物のほとんどが水族館では飼えないでいる。東海大学海洋博物館では生きた化石と言われるラブカを中心に深海魚の飼育に挑戦してきた。しかし、10日程度は生かし続けることはできるがすぐに死んでしまう。深海に棲んでいるため、環境の変化に弱く、体がもろくてこわれやすいという理由が大きいようだ。
       うなぎの養殖が難しいのはうなぎの幼体であるレプトケファルスの食べるエサが分からなったためだ。時間がかかっていたがようやく、食べるのがアブラツノザメの卵だと分かった。しかし、簡単に生産できるものに代用をしないとうなぎの養殖はできない。うなぎの養殖にはまだ時間がかかるだろうなと思った。まるで限定品のようにレアな食べ物だなと思う。
       日本でトリュフを栽培するにはヨーロッパで行なわれているトリュフの栽培方法を使うしかない。これは苗木に菌を感染させて栽培するが、ヨーロッパと比べて発生環境が違うため日本では行われない。感染苗木を作ることができればトリュフを日本で栽培するのに少し近づくと思う。
       人口で栽培や養殖をすることは難しいんだなと思った。また生き物は自然の環境に適していて人が育てるのは難しいということが分かった。


       パチパチパチー。はい、ありがとう。もはや立派なレポートですね。にた話のレベルがよくそろっています。名前や数字もきちんと入って正確な文章になりました。

       



       では、次は小学校6年生のプリマちゃんの感想文。

       

       6年生の長文は、人間の都合で大事にされたり、無残に引っこ抜かれたりする身の回りの植物について書かれたエッセイです。

       

       プリマちゃんは学校の花壇とおばあちゃんの畑を題材に感想文を書きました。最後にことわざを入れ、「人間とは〜」「自然とは〜」等の言葉を使って大きく自分の体験を一般化するというのも6年生の課題です。


       では、プリマちゃんどうぞ〜。


      「はあい」

      人と自然 小6 プリマ


       筆者の家は自動車がやっと通れるくらいの路地に面している。都内には珍しく舗装されていず、道端には草が生えていた。道端のねこじゃらしをお花の材料にと摘むとなりのおばあちゃんに筆者はすっかり仲間意識を持った。しかしほどなく人間とは矛盾した生き物であることが証明されるできごとが起こった。翌春、私の家の前にスミレが咲いた。ある日外出先から帰ってくるとスミレがない! 清潔好きのおばあちゃんは自宅の前から私の家にかけてていねいに草むしりをしてくださったのである。
       私の学校にはそれぞれの学年ごとに花壇があります。その花壇は主に先生たちがきれいにしています。この前、私が登校中の時に先生が花壇をきれいにするのを見ました。とてもありがたいなあと思いました。ところが休み時間に校庭で遊んでいると先生が何やら草むしりをしていました。何をむしっているんだろうと思って見ていたら花壇の近くに花を咲かせていた雑草を抜いていました。私はまるでこの話のおばあちゃんのようだなあとびっくりして見ていました。
       私のおばあちゃんの家にはとても広い庭があります。おばあちゃんはその庭でトマトやキュウリなどを育てています。私も夏休みにいとこたちとよく手伝いをしたりします。冬休みにおばあちゃんちに遊びに行ったとき、また手伝いできるかなあと楽しみに待っていました。すると
      「今日は育たたなかったトマトを根っこごと抜いて」
      と言われました。花がついているものもありました。私はいとこといっしょにびっくりしました。
       後悔先に立たずというように、役に立たない草花でもいつかは活用できるかもしれないから後悔しないように残すというのは良いと思いました。人間は自然に優しくし、ともに生きていけるようになるといいと思いました。


       パチパチパチ。植物の命を大切にした感想文になりました。後悔先に立たず、のことわざもテーマにぴったりです。

       作文にことわざを引用すると、その部分が光る表現となります。くわしくは言葉の森のこちらの記事「作文に生かすことわざの引用と加工」をご覧ください。 



      2月1週目の作文のご紹介

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         今日は2月1週に小学校1年生の女の子と小学校3年生の男の子が書いた作文をご紹介します。

         まずは1年生のドリムちゃんが書いた作文。1、2年生は「自由な題名」で書きます。毎週、教室に来る前に書けそうなことをおうちで相談して決めてきます。ドリムちゃんは1月22日(月)の夜に降った雪のことにしました。

         ドリムちゃんはまだ1年生ですが、とにかく、書くことが楽しい!という気持ちに満ち溢れていて、1年生4学期の目標字数200字をいつも大幅に超えて書きます。この日の字数は427字。1年生4学期の項目「はじめに絵をかく」「会話」「たとえ」「どうしてかというと」「□○□○(ドキドキ、コロコロなど)」を入れながら書きました。ではドリムちゃんどうぞ〜。

         

        「はあい」

         

         

        左がターボくんで、右がドリムちゃんです(もういいってば(^^;)。

        雪遊び 小1 ドリム
         私は2018年1月22日に少しだけ雪遊びをしました。雪遊びといっても雪にベタベタと手形を付けただけでした。どうしてかというと、病気になるかもしれなかったからです。しかも、もうすぐ寝る時間だったからです。
         次の日学校に行くと雪が厚くなっていて、ティッシュ箱を10個重ねたぐらいの高さになっていました。1時間目の学校の授業はなんと雪遊びでした。私は手袋をもっていきましたが、つけませんでした。なぜならママに
        「雪用の手袋じゃないから雪がくっつくよ」
        と言われたからです。手のまま雪を触ったのでとても冷たくてしもやけになりました。その色がまるでリンゴのように真っ赤でした。
         Aちゃんが雪だるまを作っていたのでBちゃんやCちゃんやDちゃんも作っていました。最初は手が冷たかったのですが、みんなで作ってからは手ではなく足が冷たくなってしまいました。
         とても楽しかったです。2時間目は羽つきをやりました。どちらも同じくらい楽しかったので毎日ずっとやりたいと思いました。


         手が冷たくなっても、足が冷たくなっても、「とても楽しかった」「毎日ずっとやりたい」という感想になるのがいいですね♪
         1月22日夜、関東地方では雪が降りました。▼こちらは友人からもらった、うちの子が通う近所の小学校の校庭です。だいたい20僂曚廟僂發蠅泙靴拭M眛はすっきり晴れて明るい青空が広がり、あたり一面、真っ白でとてもきれいなけしきでした。これだけ積もれば大きな雪だるまができそうです。

         



         ちなみに1年生は全体の構成は考えなくて良いのですが、そうすると中には思いつくままに時間の順番がばらばらになってしまう子もいます。そういう場合は事前に「いつ・どこ・なに・だれ」で書き始めたらいいよ、とひとこと声をかければ自然に時間軸に沿って書くようになります。

         続いて3年生のターボくんの作文です。この日の3年生の課題は「楽しい夕食」もしくは「寝るとき」でした。でも、この日、ほとんどの子が「先日、降った雪のことを書きたい!」と課題は無視して書きました^^ そういう週もたまにはある、ということです。雪が降ったときと持久走大会があったときはだいたいそうなります。それほどこの2つは子どもたちにとって重大な出来事なのでしょう。


        雪遊びをしたよ 小3 ターボ
         ぼくは1月23日に雪で遊びました。その時は学校が10時始まりでした。雪は10僉20僂弔發蠅泙靴拭お母さんはたいへんだと言っていましたが、僕にとっては最高です。遊んだのは10時10分から10時50分までです。
         学校の雪でまず雪合戦をしようとしましたが、先生に雪合戦はしちゃだめだよと言われたので、友達5人で雪だるまを作りました。雪だるまは三つ作れました。雪だるまの作り方はまず最初に10僂阿蕕い寮禧未鮑遒蠅泙后そして積もっている雪の上で回します。いっかい回すと雪が外側にくっつきます。いっぱいやると手が冷たくなってしもやけになるので、2分やったら交代、2分やったら交代という順番でやりました。それを十分ぐらいやると台が完成します。次に雪だるまの頭を作ります。頭も作り方は同じで5分ぐらいかかります。それをあと2回繰り返します。そうすると雪だるまは完成します。目とかは時間がなくて作れませんでした。でも、先生にすごいねと言われました。雪だるまは僕の身長よりも5センチぐらい高かったです。周りの木はまるで白い筆で塗られているようでした。

         お母さんはこう言っていました。雪が積もっているとき、ノーマルタイヤだったのでスリップしてしまったと。その時お母さんは「早く雪をどかさなきゃ」と焦って車の外に駆け出したそうです。
         ぼくは雪って楽しいなって思うけど、大人はたいへんだなって思いました。


         僕にとっては最高だけれど、お母さんにとってはたいへん、と大人にとっての雪が考えられているのがさすがです。時間や積雪の量、人数、回数などに数字を使い、正確な作文になっているところもいいところです。

         ターボくんはお母さんにしっかり取材をしてきてくれました。ドリムちゃんもおうちで相談してきてくれました。作文は準備が必要な勉強です。おうちでしっかり準備をお願いします(^^)/

         言葉の森HPの参考記事はこちら。「対話を生かした、幼児と小学校低学年の作文学習」
         



        清書の意義と清書作文のご紹介

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           毎月4週目は清書の週です。その月に書いた作文の中からいちばん好きな作文をひとつ選んで清書にします。中にはうまく書けなかったものをもう一度、書き直したいという子もいて、もちろんそれでも構いませんが、基本的には自分で上手に書けたなと思う作文、好きな作文を選んでもらっています。

           

           なぜよく書けた作文を選ぶかというと、1〜3週目が失敗することもある練習の週だからです。失敗した作文をまた一から組み立て直し書き直すのは子どもたちにとっては大きな負担です。多くの場合、ぜんぜん楽しくありません。作文は息の長い勉強です。楽しくなければ続けるのは難しくなります。

           

           もちろん、馴染みの薄いテーマに取り組めばその分、本人の勉強になりますから練習したことには意義があります。しかし、それをわざわざ清書に選んで書き直す必要はないということです。おうちの方が子どもたちと一緒に清書作文を選ぶ時はいちばん好きなものを選ぶようにしてあげてください。

           

           言葉の森では以下のように清書を指導しています(以下、『言葉の森新聞』より)。

           

          ●清書の意義と方法

           清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
           書き直すときは、次の点に留意してください。
          (1)漢字で書けるところは漢字で書く。
          (2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
          (3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
          (4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。

           

           では、柏の葉作文教室の1月4週目の作文の中からひとつご紹介します。中国在住の小学校3年生のスージーちゃんの作品です。1月1週の課題「しんせつをしたこと」で書いた作文を清書しました。

           

           知ってる漢字をすべて使い、ていねいな字で書きあげました。また、「私の近所の人」の部分を大はばに書き足しました。「私の近所の人」は正確には日本に里帰りしたときの近所の人、という意味になります。

           

           では、スージーちゃんどうぞ〜。

           

          「はあい」

           



          人に親切にする大切さ 小3 スージー


           私はこの間、北京で知らない人に親切をしました。私は電車の中の赤ちゃんを抱いたお母さんに席を譲ってあげました。そのお母さんはすごく喜んでくれました。私はまるで体が5倍軽くなったような気がしました。
           私のひいおばあちゃんが子供を産むその時、食べるものがなくて貧しかったのそうです。でも、ひいおばあちゃんは当時、町の人気者だったので、近くのパン屋さんから売れ残ったパンを分けてもらったり、八百屋さんから売れ残った野菜を分けてもらったり、近くのお米屋さんから売れ残ったお米を分けてもらったりしました。
           私の近所の人は戦争中、両親をなくし、山に逃げていました。何日も何日も走ってもうだめかと思ったその時、お金持ちの男の人に拾われたので助かったそうです。それから毎日すべてうまくいっていました。それから広島に移住しました。そこで結婚して元気な男の子が生まれたのです。その男の子はというというと大きくなったら警察官になりました。でもその人自身は糖尿病とガンで亡くなってしまいまいました。
           私は親切にするということはみんなに信頼されることだと思いました。

          (読みやすいよう、一部ひらがなを漢字に変えてあります)

           

          パチパチパチ。ありがとう。場所も時間もスケールの大きな作文でした。「まるで体が5倍軽くなったような気がした」のたとえが秀逸です。

           

          追記

          2018年2月9日、言葉の森の記事「悪いところを直してもじょうずな作文にはならない」もぜひどうぞ。



          小学校3年生の感想文、言葉の森の考え方

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             1月3週目に3年生の女の子、スイミーちゃんが書いた感想文をご紹介します。

             3年生はひと月に1回、3週目に感想文を書きます(*1)。今月の3年生の感想文の課題は細菌学者のパストゥールがぶどうジュースをワインに変える酵母を発見した話でした。スイミーちゃんはこの長文を家で1週間、1日1回音読し、教室で感想文を書きました。

             感想文の中心は「にた話」と読んでいる体験実例です。自分の体験の中から酵母のような微生物と関わった話を書いていきます。スイミーちゃんは事前にお母さんと相談してヨーグルト菌のことを書くことに決めました。家でヨーグルトを育てて食べたそうです。その結果、健康以外にもいいことが……。では、スイミーちゃんどうぞ〜。

            「はーい」

             



            微生物が食べものを変化させる 小3 スイミー
             わたしがいちばん心に残ったのは微生物が食べものの腐った匂いを出すだけでなく、人間にとっておいしい物を作るということです。
             私も食べ物をおいしくする菌を知っています。それはヨーグルトを作るR1です。R1はインフルエンザになりにくくしてくれます。そんなR1を牛乳の中に入れて43℃で温めると、菌が増殖します。このヨーグルトを毎日食べることによってインフルエンザの予防をすることができます。
             学校でもヨーグルトが出ることがあります。それは甘くてとてもおいしくて、前に家で食べていたのはとてもすっぱくてあまり好きではなかったけれど、このR1ヨーグルトを作って食べるようになってから、すっぱいヨーグルトがとても好きになりました。
             微生物は腐った匂いを出させるだけでなく、食べものを変化させることもできるんだなと思いました。
            (読みやすいよう、ひらがなを漢字に直してあります)


             ぱちぱちぱち〜。とてもよく書けていました。 

             感想文を書くときに大切なことはまずこれから話題とすることを宣言してあること(「いちばん」を使って中心を決めます)、体験実例が入っていること(名前や数字を使って正確に書きます)、続いて、前の話や聞いた話、調べた話などが入り、体験実例の内容を深めたり広げたりすることができていること、さいごに全体の感想が書けていることです。何より、この形式を大切に書いていきます。

             今回のスイミーちゃんの作文は中心と感想の内容が重複していますが、これはOKです。ここで、「最初と最後の内容が重なっているよ」などと指摘するのではなく、「思いました」を使って感想が書けているね、と褒めてあげることが大切。なぜなら、それはこちらで事前に指導しなかったことだからです。できなくて当たり前。事前指導してできたところだけを褒めるというのが大切です。

             こうして、毎週、作文を書き続けることにより、さらに一歩深めた感想が自然と書けるようになっていきます。徐々に形式どおりではなく自由に文章を組み立てて書いていけるようにもなるのです。

            *3,4年生はひと月に1回(3週目)に感想文、5,6年生はひと月に2回(2週目と3週目)に感想文を書きます。1、2年生は感想文はありません。



            小学校3年生の作文、言葉の森の作文教育

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               1月2週に小学校3年生の女の子、スイミーちゃんが書いた作文をご紹介します。1月2週3年生の課題は「学校からの帰り道」もしくは「体がぽかぽか」(*1)でした。どちらで書いても構いません。スイミーちゃんが選んだのは「学校からの帰り道」でした。学校からの帰り道にきれいな石をひろったそうです。結びがすてきです。

               

               ではスイミーちゃんどうぞ〜。

               

               

              「はーい」

              (スイミーちゃんはどっちでしょう、とかいって^^)

               

               この間、友達と学校の帰り道にきれいな石を見つけました。色は黄緑と薄紫のような色で、直径5センチメートルくらいの石でした。友だちの家の近くにありました。友だちが拾って自分のジャンパーのポケットの中に入れといたら、割れてしまって石の中身が見えました。道にそんなにきれいな石が落ちているなんていいなと思いました。私もきれいな石を拾ってみたいなと思いました。
               私にも前におもしろい出来事がありました。友達といっしょに帰っていると、大きいカエルがいたので友だちが
              「ええっ、カエルっ」
              と大きな声で叫びました。私はびっくりしてジャンプをしてしまいました。まるでクマが出たみたいにみんな驚いてしまいました。そこは水たまりもなくて、柵の向こうに栗の木が生えているだけだったのでびっくりしました。かえるがぴょーんとはねたので、走ってすぐに帰りました。
               道にカエルがいたり、きれいな石が落ちていたりして、夢を見ているのかなと思うような帰り道だなと思いました。

              (読みやすいよう、一部ひらがなを漢字に変えてあります)

               

              パチパチパチ!

              ありがとう、スイミーちゃん。

              (スイミーちゃんはクマちゃんの方でした。なんちゃって)

               

               今年の春から教室に通ってくれているスイミーちゃん。週1回、作文を書くことでどんどん書くことに慣れてきました。今では1時間ほどあればこんな立派な作文を書き上げることができます。

               しかし、スイミーちゃんが書くことに慣れたのは週1度、作文を書く習慣がついたからだけではありません。教室では毎週、音読用の長文(1000字程度)をお渡ししています。この長文を毎日、音読することで、自然と語彙が増え、文章のリズムが身につき、より作文が書きやすくなっていくのです。

               

               長文のテーマは、主に科学、社会、文化的な内容です。学校の教科書よりはやや難しめ。3年生は毎月3週目に長文をもとにした感想文に挑戦します。

               

               このように、日ごろの音読によるインプット、週1回の作文や感想文によるアウトプット、科学、社会、文化、文学など多岐にわたる分野への興味と理解を促す言葉の森の教材により、バランスの取れた文章教育を行っています。

               

              *1 その他の学年の2.1週の課題は次のとおり。小1、小2は「じゆうなだいめい」、小4は「寒い朝」「学校からの帰り道」、小5は「そっ啄の機」について書かれたエッセイの感想文、小6は「読書術」について書かれたエッセイの感想文でした。

               

               

               

               



              ターボくんの作文

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                 もうお正月という雰囲気はどこにもありませんが、主婦でもある私は今日、ようやく、お正月が終わってほっとしたなあ、という気分を味わいました。遅い(^^;

                 

                 でも、主婦はお正月、たいへんなのです。あれもこれもとやらなきゃならないことがいっぱい。ちょっとずつこなしていたら、はや1月22日になりました。今日ご紹介する作文も、実は1月6日(土)、今年の教室始めに書かれたものなのです。

                 

                 と、ここまで掲載が遅くなったことの言い訳でした……。

                 

                 さて、1月1週目、3年生の課題は「お父さん、お母さんと遊んだこと」でした。3年生のターボくんはお父さんと公園でサッカーをしたそうです。お父さんの動きをよく見ているターボくん。友達とサッカーをするときと比較して書くことができています。ターボくんの憧れなんですね、お父さんは。

                 

                 では、ターボくんどうぞ〜。

                 

                「はーい!」

                (ちなみに、「ー」はカタカナ用の記号なので、正しくは「はあい」となります。でも、ひらがなに長音記号の組み合わせはもうすっかりなじみある表現となっているので、指導がなかなか難しいところ)

                 

                お父さんと柏の葉公園で遊んだ 3年生 ターボ

                 

                 僕は12月のはじめぐらいにお父さんと柏の葉公園でサッカーを30分ぐらいして遊びました。

                 最初に体操をしました。そのあと、ドリブルの練習をしました。ドリブルの練習はコーンを何カ所かに置いてそのコーンをよける練習をしました。楽しかったです。次にける練習を10分しました。ける練習はお父さんがキーパーになって僕が蹴りました。5回入って4回負けました。こんどは全部入れたいです。

                 次にちょっと疲れたので休憩をしました。その後、お父さんが

                「またサッカーやろう」

                と駆け出したので、やりに行きました。そのときはパスの練習をしました。パスの練習は20分しました。お父さんはぼくよりキック力がありました。まるでお父さんはサッカー選手みたいでした。パスの練習は50回ぐらいやりました。いっぱいパスができて楽しかったです。

                 前、ぼくも3年生のお友だちとサッカーで練習しました。その時はパスの練習とける練習をしました。ける練習はお父さんやったときとキック力が全然違いました。パスの練習はコントロールの何かが違いました。ぼくは大人と子供ではキック力ってぜんぜん違うなって思いました。サッカーの練習ってとても楽しいなと思いました。また今度やりたいです。

                 

                 

                 

                 



                ヒッキーの絵と作文

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                   4人姉弟のヒッキーくん(小2)が弟くんの七五三のことを書きました。みんなで正装して神社に行ったそうです。正装はちょっと暑かったみたいですね。でも、もう一人の弟の七五三ももう今から楽しみなんだそうです(^^)

                   

                   2年生は最初にかんたんに絵を描きます。これは作文に書きたいことをよく思い出すため。車で行ったなあとか、池の形がハート型だったなあとか作文に書けそうな材料がどんどん集まってきます。作文の中心もおのずと決まってきます。

                   

                   ヒッキーくんの絵は毎回とてもこっています。神社の建物は神社らしく屋根が三角で鈴がついていてお賽銭箱もあります。狛犬もいます。写真はスマホで撮ったんだなあというのが絵から分かります。これらは今回の作文には入ってませんが(笑)、そのうち入ってくるようになります。

                   

                   

                   では、ヒッキーくん、どうぞ〜。

                  「はーい」

                   

                   

                  神社の七五三 ヒッキー(小2)

                   

                   土曜日に弟のまさくんの七五三をしに神社に行きました。ネクタイをして、スーツを着ていました。まさくん(仮名)は

                  「今日は暑いね。これ脱ぎたいよ。早くしよう」

                  と言っていました。ぼくは

                  「ほんと暑い、早く脱げないの?」

                  と言いました。お母さんはため息をつくように

                  「がまんして」

                  と言っていました。

                   おはらいのようなことをしました。ぼくは何をしているのか不思議に思いました。写真を撮って千歳あめをもらって帰りました。日曜日に飴を一本ずつ分けてなめました。味は水あめみたいでした。まるで水あめの味がする木の棒みたいでした。七五三もけっこう楽しかったと思いました。たっくん(仮名)の七五三も行きたいです。

                   

                  (読みやすいよう、ひらがなを漢字に変えてあります)



                  スージーちゃん(小3)の作文

                  0

                     12月1週目、小3の課題は「何かを観察したこと」もしくは「ないしょの話」。

                     

                     中国在住のスージーちゃん(ペンネーム)は「何かを観察したこと」で、夏休みにカブトムシを飼ったことを書きました。実はお母さんも小さかったころ、カブトムシを飼ったことがあるそうです。かわいいなあと育てていたそうですが、意外な結末が待っていました。

                     

                     ではスージーちゃんどうぞー。

                    「はーい」

                     

                     

                    カブトムシのかんさつ記 小3 スージー

                     

                     カブトムシって聞くとなんだかまるで昔の武士に似ていると思いますよね? これからするのはおっちょこちょいのカブトムシのお話です。

                     ある日私は見た公園でカブトムシをつかまえて飼育ケースに入れました。えさには水、はちみつをかけたスイカをあげていました。このカブトムシ、おっちょこちょいなところがあります。たとえば、のろのろ歩いていたら急にひっくり返って起き上がれなかったり、丸太によじ登ったはずなのに転がり落ちてしまったり。

                     前、お母さんが小さいころに

                    「カブトムシをつかまえてきた!」

                    とうれしそうに言ってそのカブトムシを育てていたんですけれど、そのカブトムシは成長するのが早い早い。そのうち黒光りをして体長5センチもの大きなゴキブリになりました。小さいママが

                    「かわいいなあ」

                    とおばあちゃん見せたら

                    「なんだこりゃあ、ゴキブリだあ」

                    と大騒ぎしたそうです。

                     お父さんは昔カブトムシの生態を研究していました。どういったところにとんでくるのか、時期はいつごろかということを研究していました。お父さんはいつカブトムシをつかまえるかということを知っています。それは梅雨明けぐらいです。なぜなら夏中楽しめるからです。

                     私はちゃんとカブトムシのことを勉強して、ゴキブリをつかまえないようにしたいと思いました。

                     

                     スージーちゃんとはフェイスタイムを使って授業をしています。書いた作文はメールに添付で送ってもらっています。柏の葉作文教室では海外の生徒さんも募集中です。お問い合わせください(^^)/  kayo.asaoka_a_gmail.com (_a_を@に変えてください)

                     



                    科学的態度の発見!(小5生徒さんの作文より)

                    0

                       5年生のなっちゃん(ペンネーム)の清書作文の紹介です。11月3週目に書いた感想文を清書しました。感想文は「科学的態度」について書かれた長文の感想です。長文の内容はこんなかんじ。

                       

                       「科学的態度」というと大仰な印象があるけれども、実は生活の中で役立てることのできる身近な姿勢だ、よく見て考え、実験することが大事。

                       

                       なっちゃん、テーマによく合った感想文が書けています。長文のテーマを見極めて、それにぴったりの体験実例を探して書く、これがなかなか難しいのです。

                       では、なっちゃんどうぞ〜。

                       

                      「はーい」

                       

                       

                       

                      科学的態度の発見! 小5 なっちゃん

                       

                       私は科学的態度を日常の中で役立てました。私は毎朝、朝ごはんにきな粉のおもちを食べています。外はカリカリ、中はもちもちに焼けるオーブントースターで焼きます。でも、オーブントースターで焼くときな粉がおもちにつきにくくなって食べるときにこぼれてしまって困っていました。だから、おもちにお湯を付けてきなこをかけてみたら、お湯でおもちが少しねばねばしてきなこが付きました!

                       私のお母さんもちょっとした工夫をしています。私は陸上部で、走っているとくつ下の指先の部分が爪ですれてよくやぶけてしまいます。片方のくつ下がやぶれるともう片方のくつ下も使えなくなってしまいます。だから、私や妹のくつ下は同じ種類のを何枚か買って片方の靴下が破れても使えるようにしています。

                       自分で工夫や便利になる方法を見つけたときはまるで科学者のような気もちになります。これからも「井の中のかわず大海をしらず」にならないように、常識にとらわれずに疑問に思ったことは調べたり、実験するようにしたいです。



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                      大人になってからでも必ず書けるようになります。

                      イラスト出典:わんパグ
                      清書作文
                      教室の子どもたちが書いた清書作文(2016年度)はこちらこちらです。
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