夏休みの読書感想文指導について

0

     当教室ではふだんの作文教室を受講している生徒さんにのみ、夏休みの読書感想文の指導をしています。指導方法は言葉の森の読書感想文指導と同じです。

     

    言葉の森HP記事(2014/07/11)

    言葉の森が提案した読書感想文の書き方

     

     教室の受講生以外で、夏休みの読書感想文の指導のみ受けたいという方も毎年、いらっしゃいます。私はこれまでそういう方々のお手伝いもずいぶんしてきましたが、ふだん文章を書き慣れていないお子さんに、いきなり、原稿用紙3枚も4枚もの作品を書いてもらう作業は、こちらの負担が大きすぎてとてもたいへんでした。しかも、一度、読書感想文を書いたぐらいで、そのお子さんに長文を書く力が備わることはまずありません。文章を書く力は文章を書き慣れることで徐々に育っていくものだからです。そのため、今年は読書感想文のみの指導は行いませんでした。

     

     言葉の森の読書感想文指導は学年ごとにとても分かりやすく解説され、すべて公開されています。ぜひ、こちらを参考にご家庭で読書感想文に取り組んでみてください。

     また、お子さんによっては長い文章を書くのはこれが初めという方もいらっしゃると思います。そういう場合は1年目は解説を参考におうちの方が代わりに書いてあげて、それをお子さんが写すということで構わないと思います。それでも、子どもたちにとっては大いに勉強になります。

     

    言葉の森HP記事より

    ▼読書感想文の書き方―小学校低中学年 
    http://www.mori7.com/as/537.html 
    ▼読書感想文の書き方―小学校高学年 
    http://www.mori7.com/as/538.html 
    ▼読書感想文の書き方―中学生 
    http://www.mori7.com/as/539.html 
    ▼「桃太郎」を例にした感想文の書き方 
    http://www.mori7.com/as/1314.html 

     

     昨日の言葉の森記事は「小学1年生の生徒に読書感想文の宿題を出す愚」でした。ぜひ、こちらも合わせてお読みになってください。

     



    『小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本』が到着

    0

       アマゾンで予約していた『小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本』が届きました。オンライン作文教室、言葉の森から出版された本です(柏の葉作文教室は言葉の森の教材を使用しています)。

       この本は国語の過去問の解説集です。それぞれの問題の解き方が分かりやすく解説されています。

       

       公立の学校では国語の問題の解き方や考え方を教えてくれません。「確認テスト」などで選択問題や記述問題をテストする機会はありますが、その回答にたどり着く考え方をテストの前や後に教えてくれたりはしません。これは学校の先生の問題ではなく、学校の指導要領の問題です。

       

       私は大学生の時に、高校の国語の教員免許取得のために母校の公立高校で実習の授業をさせてもらったことがあります。その時、指導要領に基づいた教案を作るよう強く指示されましたが、指導要領には国語の問題の考え方を教える項目は見当たりませんでした。一方、昨年まで長女が通っていた私立高校で、長女が高2のときに国語の授業の参観の機会があったので見せていただきましたが、授業はかなり受験の問題を意識した教え方で、公立と私立で差が付くのは当たり前だと実感したのでした。また、数学や英語、科学などと比べて、国語はとくに学校の授業と試験の乖離が大きい教科だとも思います。

       

       国語の問題の解き方の基本は小、中、高どの段階でも同じです。答えは問題文にあり、選択問題は消去法です。この本は小学生にはやや難しい内容ですが、小5、6年生ぐらいならがんばれば理解できます。そこで身に着いた技術は中学、高校になっても通用する技術です。国語的問題の解き方を身に付けるには欠かせない一冊です。

       

      ▼問題文と設問のあとに、どのように考えるかが分かりやすく解説されています。

      オレンジ枠の部分。

       

      にほんブログ村 教育ブログ 国語科教育へ
      にほんブログ村


      小4作文「まるで、私は自分も氷のように『カッチカッチ』になるんじゃないかと毎回、外に出るたびに思う」

      0

         おとといから1年でいちばん寒い「大寒」の季節に入りました。今年は暖冬だそうですが、やっぱり毎日、寒いですね。


         子どもたちが課題「寒い朝」で書いた作文をご紹介します。小学校4年生のクロワッサンちゃんとスティーブくんが書いた作文です。

         

         スティーブくんは「夜の方が寒い!」と言って「寒い夜」で書きました。3年生以上は毎回、課題どおりに書くことになっていますが、こんなふうに課題の解釈を広げて書くのもOKです。

         

         ところで、いきなり「寒い朝」について書けと言われたら、ふつうは何を書いていいか分からないと思います。なにせ、毎朝、毎朝同じように寒いですから。特別なことってそんなにないよ、と思う子が多いでしょう。

         

         こういう時に大事なことは

         

        1、寒さについていろいろ連想すること
        2、寒い日に起こった具体的な出来事を書くこと

         

         です。クロワッサンちゃんもスティーブくんも朝と夜の寒さ対策についていろいろ試していることを詳しく書いています(いろいろな連想)。また、クロワッサンちゃんは霜柱を踏む場面がリアルに、スティーブ君は蹴飛ばした布団をおうちの人がかけ直してくれたことが書けています(具体的な出来事)。何度も作文を書いていると、こういうことが自然にできるようになってきます。

         では、クロワッサンちゃん、お願いします。

        「はあい」

         

        寒さと戦う クロワッサン(小4)

         

         私の朝は毎朝、目覚まし時計から始まる。寒い冬はとくにあまりすっきりせず目が覚めない。私は毎朝、味噌汁か抹茶ミルクを飲んで家から出る。あったかい飲みものを飲んでから行くと体があったまってやる気が出る。そして、家族に
        「行ってきます」
        と言って家を出る。


         朝はここからが本番だ。毎朝、寒い外に耐えるため、手袋やネックウォーマなど寒くないようにいろいろ対策をしている。とくに私はたくさん着こんでいると思う。

         私は友達と一緒に学校へ行く。寒くてゆっくり歩くのでだいたい20分ぐらいかかる。話しながら歩く。冬の間はつい寒さが話題になってしまう。


         霜柱を見つけたらつい踏んでしまう。皆さん知っているとおり、霜柱の、踏むと
        「シャリシャリ」
        といういい音がお目当て。とくに畑の前の土のところによくできている。でも、靴の裏に霜柱がついて凍り付くような冷たさ。けれど体全体が寒いので足の冷たさは忘れて学校に向かう。学校の帰りにはもう靴は乾いている。

         友達とどの方法がいちばんあったかくなるかいろいろ試している。走ったり、たくさん着たり。今のところいちばんあったかいのはネックウォーマやジャンバーだ。

         

         それでも、今年は去年よりは寒くない。去年は霜柱はもちろん、なんと校庭にゆきが積もり雪遊びをしたくらいだった。

         毎年、毎年、冬はすごく寒い。まるで、私は自分も氷のように「カッチカッチ」になるんじゃないかと、外に出るたびに思う。何か他にもっと温かくなる方法を友達と早く見つけたいなと思う。

         明日は今日より寒いかな、温かいかなと考えながら、家でゆっくりのんびりと温まり、今日の寒かった話を家族とした。

         

        =================================

         きゃしゃなクロワッサンちゃんにとって寒さとはまさに「戦う」ものなのでしょう。心境がそのまま題名になりました。友だちと少しでも温かい方法をいろいろ試し、報告しあっているところがいいですね。それでも、霜柱はあの音が聞きたくて踏んでしまうところがクロワッサンちゃんらしい。たしかにあれ、いい音がします。

         

         では、次はスティーブくん、夜の部でお願いします(なんだそりゃ)。

        「はあい」

         

        寒い夜 スティーブ(小4)


         ぼくは最近、夜が寒くて寒くて何度も目が覚めます。どのくらいかというと1日に2〜3回です。だから、まるでミノムシのように毛布にくるまります。けれど夜、目が覚めてしまいます。

         

         僕の家では冬になると電気毛布みたいなもので敷布団の下から温めます。使っているのを見たことはないけれどいちおうダニ除去モードもありました。電気毛布は家族全員あり、みんな寝るときは切ります。タイマーとかないから寝てる間も使ってたら熱くなりすぎてしまうからです。電気毛布を使っていなかった冬になりたての方がむしろ今より寒かったと思います。
         寝相が悪いから僕はすぐ布団を蹴飛ばしてしまい、お母さんがかけ直してくれます。ぼくは3人兄弟の末っ子なので自分の部屋がなくてお母さんとお父さんと寝ています。

         

         ぼくは未来の人はどういう防寒をしているのかなと思い考えてみました。まず思ったことは毛布とかは使ってなくて、着ている服が内から温めてくれるんじゃないかということです。冬にはこたつがありますが、そのうち夏にも使える冷たいこたつとかもできるんじゃないかなとも思いました。また、睡眠時間が少なくても、たっぷり睡眠をとったのと同じ効果のあるこたつとかも作られているかもしれませんね。

         

        ===============================

         

         スティーブ君が最後に未来の防寒について考えたのは、私が
        「昔はもっと寒かっただろうね。家には隙間風が吹き込んだだろうし、暖房は囲炉裏くらいだろうし、今みたいな毛布はなかっただろうし。現代に生まれた良かったなあ」
        と言ったから。
        「いや、ぼくは未来のことを考えたよ」
        と未来の防寒について話してくれました。さすがスティーブ君。明るく前向きな結びになりました。ちょっと連想しすぎて、防寒から離れた発明品も続いたのですが、おもしろい発想なので載せました。最後の部分は清書で直してもらいましょう。未来の防寒の新商品がそこから生まれてくるかもしれません。


         



        中学3年生、受験で作文を使うご家族の方へ おうちでできる受験対策

        0

           

           最近、受験のための小論文指導をよくします。昨日、高校受験を控えた生徒さんのお母さんと話した内容が印象的だったので受験生のアドバイスになればと思い、ここに記します。

           

           受験生のお母さんの話によると「AI(人工知能)が人や環境のために使われる具体例を示し説明するようにとの問題に対し、本人がAIなんて発展しなければいいと思っているので、解説にあるような肯定的な意見を書けない」ということでした。

           

           物事には良い面と悪い面があります。その子がAIが嫌いだというのは、もしかしたらAIの悪い面だけを見ているからかもしれません。人間の仕事を奪う、人間らしい温かみがないというような悪い面です。

           

           ですから、物事には良い面、悪い面どちらもあることをおうちの方が教えてあげればいいのだと思います。AIが介護の現場で、データ解析の現場で、または危険が伴うような現場でどれほど期待されているかということを説明してあげるといいのです。

           

           中学生は理想に燃える時期ですから、「物事には良い面、悪い面どちらもある」と言われてもすぐには呑み込みづらいかもしれません。子どもから大人になるための成長過程真っ只中にあるのが中学生ですからこれは仕方がありません。

           

           ただ、受験は来年、早々にはやってきますから、ちょっと早めに大人の階段を上るつもりで、おうちの方が大人の考え方を示してあげるといいと思うのです。大人の考え方を示すのは家庭教育の一環だと私は思います。

           

           余談ですが、SF小説『アイの物語』(山本弘)の中に介護の現場で働くAIの物語があります。とても面白いです。受験生には受験が終わってから読んでほしいと思います。

           

           読者を限定しそうな装丁ですが(笑)、万人受けする物語。いや、しかし、なんでこの装丁〜。本屋では買いにくい(゚Д゚)ノ

           

          『アイの物語』(Wikipedeaより)

          第27回日本SF大賞候補作品、第28回吉川英治文学新人賞候補作品、『本の雑誌』が選ぶ2006年度ベスト10第3位、『SFが読みたい!』2007年版国内編第2位。2010年4月には、ビズメディアの翻訳SFレーベル「Haikasoru」から『THESTORIES OF IBIS』のタイトルで英訳版が刊行された。

           

          ぽちっとお願いします。

          にほんブログ村 教育ブログ 国語科教育へ
          にほんブログ村

          評価:
          山本 弘
          KADOKAWA/角川書店
          ¥ 907
          (2009-03-25)



          どこかへ行ったことを作文に書こう! 書き方のコツは?

          0

             校外学習や遠足、休みの日のお出かけなど、どこかへ行った作文を書く機会は多いと思います。ところが、事前のアドバイスがないとほとんどの子が、最初に行ったところ、次に行ったところ、お弁当を食べて、おやつを食べて、腹ごなしに走り回って、もう一か所どこかへ行って帰ってきました、というような、順番にあったことを並べただけの単調な作文を書いてしまいます。その子らしい作文にするには工夫が必要です。

             

             工夫することは、楽しかったことを1つか2つに絞るということ。これだけです。楽しかったのは化石堀とお弁当、この二つです、というふうに。2段落目に化石堀のこと、3段落目にお弁当のことを書きます。

             

             1段落目には遠足や校外学習について、いつ、どこ、なに、だれ、などの説明を簡単に書きましょう。2、3段落目は前述のように、4段落目には全体を大きくまとめるように感想を書きます。その際、「学びました」「分かりました」という言葉を使うと、実りある体験であったことが表わせます。こうして、自ずとその子らしい作文になり、しっかりした構成の作文になるのです。

             

             4年生の「ガストの涙くん」が校外学習に行ったことを書いた作文をご紹介します。では、ガストの涙くんお願いします。

             

            「はあい。」

            校外学習へいったこと 4年生 ガストの涙

             

             ぼくは最近、学校の校外学習に行きました。校外学習へ4年生全員で行きます。バスで千葉港と千葉市科学館に行きます。千葉港は天気が悪いと船に乗れないけど晴れだったから乗れました。バスで7時に出て、9時に千葉港に着きました。


             いちばん楽しかったのは千葉市科学館です。ついたらまずお弁当を食べてそのあと、班行動をしました。科学館は8階〜10階まで見て回りました。班では初めてのリーダーをしました。リーダーは班をまとめたり、はぐれないようにします。


             次に楽しかったのは千葉港です。船に乗ってクルージングをしました。船には船内とデッキがありました。船は班行動で、ぼくたちの班はずっとデッキにいました。最近、社会で「ゴミについて」をやっていて、ちょうどゴミの最終処分場が見えたのでとてもいい経験になったと思います。デッキだと鳥がすぐ近くまで来て中には触れた人もいました。まるでエサをちょうだいと言っているように見えました。友達が鳥を「うみねこ」と言っていました。


             校外学習で班のリーダーになって思ったのは班をまとめるのはたいへんだなあということです。

             

            ガストの涙くん、リーダーお疲れさま。

            皆さん、ぽちっとお願いします。

            にほんブログ村 教育ブログ 国語科教育へ
            にほんブログ村



            柏の葉作文教室概要

              柏の葉作文・小論文教室
              どんなお子さんも必ず上達。毎週の課題で作文力アップ! 
            11月から2月までは受講生の受験対策のため、無料体験学習はお休みします。
            (1)体験ご希望日/(2)学年/(3)お名前/(4)日中ご連絡先電話番号をメールかお電話でお知らせください。

            【メール】kayo.asaoka@gmail.com 【電話】080-4118-7434、04-7111-1255

            【場所】柏の葉公園、公園センター会議室もしくはコミュニティ体育館会議室 柏市柏の葉4-1 部屋はこちらから確認できます。
            【開催日】1〜4週の各土曜日(月4回)、9:00-12:30 13:30-17:00 ご都合のつく60〜90分)
            【対象】小学生から社会人まで
            【費用】4000円/月(通信と社会人は4500円/月)
            その他、詳細 社会人作文教室、詳細
            *欠席の場合の振り替え授業あり。
            profilephoto
            浅岡佳代/1996年筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒業/1998年高校(国語)教員免許取得/作文指導歴17年/プロフィール


            授業風景(柏の葉公園、公園センター2階、2019年11月)


            公園センター


            お迎えの待ち合わせ場所
            (公園センター1階、図書コーナー)


            柏の葉公園マップ

            =======================

            その他、詳細はこちら

            =======================

            ☆教室生徒を対象に
                読書感想文講座(8月のみ)
                公立高校入試対策小論文講座(1月のみ)

            イラスト出典:わんパグ
            言葉の森HP記事
            作文、国語、教育に関する記事が毎日、更新されます。 言葉の森ホームページ


            ※言葉の森、自動採点ソフトはこちら
            ※柏の葉作文教室は「言葉の森」の教材を使用しています。
            Zoom教室
            通信生、振り替え授業用
            Zoom教室 クリックして入室してください。初めての場合はダウンロードが始まります。ご自分の名前を付けて入室になります。お分かりになりにくい時はお電話ください。
            ・振り替え時間は月〜金16:30〜18:00(1-4週)
            ・振替の日時が決まりましたら、電話(080−4118−7434)、メール(kayo.asaoka@gmail.com)、Lineにてご予約ください。直前の場合は電話でお願いします。
            ・5週目はお休みです。
            ・原稿用紙はこちら(pdf)からダウンロードできます。印刷してお使い下さい。ご自宅にある原稿用紙でも構いません。
            清書作文
            教室の子どもたちが書いた清書作文(2016年度)はこちらこちらです。
            表示の切り替え
            スマホでご覧の方へ。PC版からスマホ版への切り替えは こちら
            最新記事
            カテゴリー別記事
            過去の記事
            コメント
            プロフィール
            ブログ内を検索
            others
            mobile
            qrcode
            powered
            無料ブログ作成サービス JUGEM
            JUGEMのブログカスタマイズ講座