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小6作文「もう妹と私はあきらめていた。疲れてもいた。途中で凧揚げをしている人がいた」

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     もうすっかりお正月という雰囲気ではありませんが、小学校6年生の女の子、なっちゃんが書いたお正月の作文のご紹介です(^^;
    なっちゃんはおばあちゃんの家まで年始の挨拶に走って行くことにしました! では、なっちゃんお願いします。

     

    「はあい」

     

    お正月 なっちゃん(小6)

     

    「あけましておめでとう」
    1月1日の朝、寝ぼけている私に母が言った。昨日1時まで起きていたせいかまだ眠かった。正月は毎年、市内に住んでいるおばあちゃんの家に行く。今年はいつもと違って朝ではなく、昼に行くことになった。ジャージに着替えて、おばあちゃんの家に行く準備をした。

     私が入っている陸上部では冬休み練習がないので自主練習をしなければいけない。だから私は冬休みは走って郵便局まで行ったりスーパーまで行ったり、少しの外出でも走るようにしている。今日もおばあちゃんの家まで手賀沼のランニングコースを小学校2年生の妹と走る。
    「行ってきます!」
    妹とそう言うと
    「携帯もいちおう持って行って」
    と言われたので一応持って行った。ランニングコースまでは車も多いので歩くことにした。歩いている途中は妹の九九の練習をした。妹は九九は言えるので「答えが十二になる九九はなんでしょう」といった問題を出した。ランニングコースに行ってからも問題を出した。

     出発してから30分、妹が足が痛いというので歩いた。1時間経ってもあだおばあちゃんの家が見えてこない。もう妹と私はあきらめていた。疲れてもいた。途中で凧揚げをしている人がいた。
    車を発明した人はすごいと思った。私のようにふだん長距離の移動は車を利用している者が、歩いて遠出するのは難しい。「一年の計は元旦にあり」というように、もっと計画を立て、所要時間などを調べるなどすれば良かった。おばあちゃんの家に着くと
    「あけましておめでとう」
    と朝より疲れた声で言った。

     

    ===================================

     

     パチパチパチ―。ありがとう、なっちゃん。終盤からの失速感が何ともいえないいい味を出しています。おばあちゃんの家に早く着くことをあきらめた2人が凧を見上げたりするところなど最高。うまい。さすが作文歴5年目のなっちゃんです。

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    自己紹介

    浅岡佳代
    2003年より作文講師
    2005年より作文教室主催
    2021年より作文&プログラミング教室主催
    2023年 荒垣秀雄顕彰作文コンクール(飛騨市)審査協力/6月カミオカラボプログラミング講座講師
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