小5のかつしかのぶなが君が課題「飼っている生き物」で作文を書きました。いま、家で飼っている生き物ではなく、将来、飼ってみたい生き物についてです。
かつしかのぶなが君が飼いたい生き物は犬です。今は残念ながら飼えません。どうしても飼いたい気持ちと、飼えない状況をお母さんから「聞いた話」、「もし〜だったら」を使いながらうまく整理して書くことができました。
ところで、今回のかつしかのぶながくんの作文で気づいたことがあります。それは、かつしかのぶながくんが「葛藤ものがじょうず」ということです。今回の作文も飼いたい気持ちと飼えない状況のはざまで葛藤する作文ですが、以前にも2回、葛藤もの作文をブログに掲載したことがあります。
・新しい自転車が欲しい気持ちと、お古でがまんしたい気持ちの葛藤を書いた7月の作文はこちら。
・腹が立った友達に拳骨を食らわせたい気持ちと、それを抑制したい気持ちを書いた1月の作文はこちら。
継続的に一人の生徒さんをみていると、その子の考え方の傾向や論理と感情のバランス、くせなどが見えてきたりしますが、今回のように「葛藤ものが得意」という特性の発見は初めてです。今後はこの特性を念頭に置きながらかつしかのぶなが君の指導に当たりたいと思います。といっても、もちろん、毎回、葛藤ものにもっていくようなことはしませんが。
では、かつしかのぶながくんお願いします。
「ハーイ」
(葛藤する信長の図)
犬も家族の一員 小5 かつしかのぶなが
僕のお母さんは子どもの頃に犬を飼っていた。お母さんが中学一年の13歳から26歳まで13年間飼っていた柴犬だ。最初、お母さんは犬を飼うのがものすごく嫌だったそうだ。犬も嫌いで犬の散歩も嫌だったという。
お母さんは5人家族で、お母さんは犬を飼うのは嫌だったがあとの4人は犬を飼いたいと言ったので、お母さんが負けてしまい犬を飼うことになったそうだ。おじいちゃんがもらってきた。飼っていた犬はものすごくお風呂が嫌いで、ものすごく臭かったと言っていた。でも、家族の一員みたいでとても楽しそうだ。
ぼくは年に一回、お母さんの実家に行く。いまでも犬が住んでいた犬小屋が置いてあり、ここに住んでいたんだなあと思う。それを見てぼくは一回でもいい、犬を飼いたいと思う。
もし僕が犬を飼うとしたら、小型犬で、すごく人懐っこくて元気のいいトイプードルがいい。ぼくが好きなランニングについてきたり、ぼくの遊び相手になってくれそうで僕の犬を飼いたい気持ちは膨らんできている。そして、ぼくの友達になったり、僕の家族になってほしい。僕がなくしたものをぼくの匂いを嗅いで探してきそうで、想像するだけで興奮してしまう。
ぼくの想像どおりにはいかないと思う。お母さんのことを聞いていると犬を飼うのって難しいんだなと思う。犬は人間ではないけれど、人間に近い存在で、家族や友達に近い存在だ。歳月人とを待たずというから、大人になってからではなく、今飼いたい。