中学3年生、受験で作文を使うご家族の方へ おうちでできる受験対策

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     最近、受験のための小論文指導をよくします。昨日、高校受験を控えた生徒さんのお母さんと話した内容が印象的だったので受験生のアドバイスになればと思い、ここに記します。

     

     受験生のお母さんの話によると「AI(人工知能)が人や環境のために使われる具体例を示し説明するようにとの問題に対し、本人がAIなんて発展しなければいいと思っているので、解説にあるような肯定的な意見を書けない」ということでした。

     

     物事には良い面と悪い面があります。その子がAIが嫌いだというのは、もしかしたらAIの悪い面だけを見ているからかもしれません。人間の仕事を奪う、人間らしい温かみがないというような悪い面です。

     

     ですから、物事には良い面、悪い面どちらもあることをおうちの方が教えてあげればいいのだと思います。AIが介護の現場で、データ解析の現場で、または危険が伴うような現場でどれほど期待されているかということを説明してあげるといいのです。

     

     中学生は理想に燃える時期ですから、「物事には良い面、悪い面どちらもある」と言われてもすぐには呑み込みづらいかもしれません。子どもから大人になるための成長過程真っ只中にあるのが中学生ですからこれは仕方がありません。

     

     ただ、受験は来年、早々にはやってきますから、ちょっと早めに大人の階段を上るつもりで、おうちの方が大人の考え方を示してあげるといいと思うのです。大人の考え方を示すのは家庭教育の一環だと私は思います。

     

     余談ですが、SF小説『アイの物語』(山本弘)の中に介護の現場で働くAIの物語があります。とても面白いです。受験生には受験が終わってから読んでほしいと思います。

     

     読者を限定しそうな装丁ですが(笑)、万人受けする物語。いや、しかし、なんでこの装丁〜。本屋では買いにくい(゚Д゚)ノ

     

    『アイの物語』(Wikipedeaより)

    第27回日本SF大賞候補作品、第28回吉川英治文学新人賞候補作品、『本の雑誌』が選ぶ2006年度ベスト10第3位、『SFが読みたい!』2007年版国内編第2位。2010年4月には、ビズメディアの翻訳SFレーベル「Haikasoru」から『THESTORIES OF IBIS』のタイトルで英訳版が刊行された。

     

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    評価:
    山本 弘
    KADOKAWA/角川書店
    ¥ 907
    (2009-03-25)



    「バドミントンの勝敗は人間社会での勝敗に似ている」中2、男の子の作文

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       先日、作文教室体験に来てくれた中学2年生、もっくんの作文のご紹介です。ペンネームは私が勝手につけました(^_-)-☆ゴメン

       

       テーマは「私の好きな遊び」で、部活のことを書きました。今の部活を選んだ理由、以前に入っていた部活との比較、バドミントンから学んだ価値観としっかりした中学生らしい内容の作文です。

       

       中学、高校の部活動は練習時間が長く、疲労も激しいので勉強の妨げになる場合があります。最近、マスコミでもよく取りざたされています。しかし、もっくんのように自分でよく考えることのできる学生さんなら、部活と勉強とうまく両立していけそうです。これから作文教室でたっぷり文章を読み、ひとまとまりの意見文を書く練習をし、ますます国語力をアップしていってほしいと思っています。真の国語力は受験にももちろん役立ちますが、何より、生きる力になります。

       

       では、もっくんお願いします。

       

      「はい!」

       

      ぼくの好きな遊び 中2 もっくん


      中学生になって僕はバドミントン部に入った。バドミントン部は決してハードではないが、外をずっと走ったり、素振りをしたりと僕にとってはたいへん疲れる部活だ。僕がこの部活に入った理由は、リオ五輪で高橋・松友ペアが金メダルを取り、自分もやってみたいなあと思ったからだ。

       この前、バドミントンの試合の強さで部内の順位をつける番手戦が行われた。順調に勝ち進んでいったが、さいごの試合でまるで弾丸のようなシャトルを打たれ、手も足も出なかった。そのとき、僕の心の中では相手に対して、ああ、くそという気持ちだった。番手戦後の大会ではシングルスで惜しくも大会の出場権は掴むことができなかったがそれでよいとぼくは思っている。

       僕は小学生の時までバスケットボールをやっていた。しかし、僕は団体競技ではうまくできなかった。また、ポジションや役割も決まっているので、自分で好きにプレーができなかった。そんなとき、出会ったのがバドミントンだった。バドミントンは全て自分の実力なので、僕に合っていた。

       バドミントンの勝敗は人間社会での勝敗に似ていると思う。何事も努力をすれば勝ち上がっていき、サボれば見離されていくのだと思う。だから僕は何事もあきらめずに努力していこう。

       

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      12月15日(土)の作文教室は講師宅にて開催

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         年に5回、千葉県のイベント等で県民プラザすべての部屋が使えない日があります。その5回は浅岡自宅で作文教室を行います。

         まずは2週間後の12月15日(土)がその日に当たります。

         

         

         浅岡自宅へのアクセスは次の通りです。
        【住所】柏市西柏台1−20−6
        【電車】東武野田線、初石駅より徒歩10分
        【バス】東武バスイースト西柏台より徒歩6分(450m)


        ・教室開催時間中にZoomを利用し、ご自宅からご参加いただくこともできます。教室ブログの通信、振り替え用「Zoom教室」をクリックして入室してください。

        浅岡自宅で開催する日は次の5日です。
        1、5月2週(土)(5/11,2019)イベント「ワールド オブ ブラス」のため
        2、6月3週(土)(6/15,2019) 東葛文化祭のため
        3、6月4週(土)(6/22,2019) 東葛文化祭のため
        4、9月4週(土)(9/28,2019) 書のパフォーマンスのため
        5、12月2週(土)(12/15,2018と12/14,2019) クリスマスパフォーマンスのため

         

        この記事はブログ内に常に掲載しています。

        ・モバイルの場合、画面上部「教室場所一覧はこちら」から

         


        ・PCの場合、画面右側上部「教室開催日と場所一覧はこちらから確認できます」から

         

        ご不便おかけして申し訳ございませんがよろしくお願いいたします<(_ _)>

        次回、教室の日に同様のプリントをお配りします。

         

         

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        サクラさんの作文「都電が走っていた」

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           サクラさん(80代女性)がかつて都内を走っていた都電のことを書きました。「今日は都電のことを書く」とおっしゃったとき、私は地下鉄のことかと思いましたが、そうではありませんでした。都電とは何か、サクラさんお願いします。

           

          「はあい」

           

          都電が走っていた サクラ

           

           今から思い出しますと、都には都電という電車があった。道路の上に線路があって、その上を一両の電車が走る。車もいっしょに走る。その頃はトラックが多かった。今でも上野の近く、三輪というところを走っている都電があると思う。


           その頃、昭和37,8年の頃、息子と新宿御苑に行った。息子が幼稚園の時だ。都電に乗ることを楽しみにしていた。

           

           また、都電で日本橋のデパートへ行き、屋上の遊園地で息子を遊ばせたり、地下で食事をしたりした。現在でも、いろいろなものを食べたことを息子は覚えていて話してくれる。  

           

           あるときは都電で私の地元の方(かた)に会ったこともある。福島の中学校の方で1,2学年上の人が乗っているのを見たのだ。こんな偶然があるんだと印象深かった。


           いまは都電の線路は全部取り除かれて道路もきれいに舗装され、都バスなどが運行されています。現代は何もかもが変わりましたネ。最近は皆、車であちこち行きますが、私は今でも電車や地下鉄を使って出かけています。

           

          ==========================================

           

           サクラさん、ありがとうございます(^^)/

           かつて東京都内を路面電車が走っていたということを私は初めて知りました。ウィキペディアによると都内の路面電車計画は明治22年(1889年)に始まったそうです。それまで使われていた馬車鉄道に代わる交通手段として、当時の実業家たちが政府に提案したのがきっかけだったとか。

           また、作文に書かれていた昭和38年頃(1963年頃)は、ちょうど都電が次々と廃線になり始めたころだそうです。オリンピックのための道路整備や、地下鉄の発達により、その後、都電はどんどん姿を消していくことになるとのこと。70年から80年間ぐらい都電は都内の人の足となり活躍していたようです(ウィキペディア「東京都電車」)。

           

           インターネットで調べると当時の写真が出てきました!

           

          ▼日本橋を走る都電です。ちょうど昭和38年に撮影されたもの。写真はウエブサイト「あの頃の撮影地ガイド」より。

           

          ▼当時のサクラさんの息子さんの写真をお借りしました。5歳ぐらいだそうです。中央、左端に。

           

           たった50年で時代は本当に大きく変わったのだなあと実感しました。

           

            ところで、作文を書く前に、サクラさんは都電から勝鬨橋(かちどきばし=跳ね橋)が上がるのを見たような気がする、とおっしゃっていました。でも、「よく考えたらテレビで見たのかしら、きっと、テレビでしょうねえ」と文章にするのはおやめになりました。記憶の出どころをよく考えてみるところがサクラさんのすごいところです。これは文章を書く上でとても大切な素養。サクラさんには日ごろから正確に物事を考える姿勢が身についているのだと思います。

           

          ▼勝鬨橋の写真もインターネットにありました。昔は教科書に必ずこの写真が載っていたそうです。何の教科書かは分かりませんが。

           

           普段は車やトラックや都電が行き交う大きな橋が持ち上がり、跳ね上がった橋の間を船が通り、それをまた都電から眺める。これは迫力のあるシーンだったに違いありません。サクラさんのおかげで作文で歴史の勉強ができました♪

           


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          「大会ではいつもお母さんが期待を込めて応援してくれるので、がんばるぞという気持ちになります」小学校4年生女の子の作文

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             小学校4年生ドルフィンちゃんが書いた作文を紹介します。

             

             習っている水泳のことを書きました。ドルフィンちゃんはかなり一生懸命に水泳に取り組んでいます。作文教室に「早朝に泳いできた」とまだ乾ききらない髪のままやってくることもあります。がんばり屋さんのドルフィンちゃんです。


            そんなドルフィンちゃんを支えるのはお母さんです。お母さんの言葉で水泳をがんばるぞと思ったこと、逆にやる気を失いかけたことを書きました。


            人はかけられたひとことで気持ちを大きく左右されるときがあります。ドルフィンちゃんが今回テーマにしたのはまさにそのこと。中心がしっかりと決められたいい作文です。ドルフィンちゃんの困難への挑戦も文脈から読み取れます。

             

            では、ドルフィンちゃん、お願いします。
            「はあい」


            励ましの言葉 小4 ドルフィン


            「今度の大会ではベストを出せるようにがんばろうね」
            お母さんが真剣な目で私に言いました。私は大会の時にベストが出るように全力を尽くしています。お母さんはそれを知っているので応援してくれます。大会ではいつもお母さんが期待を込めて応援してくれるので、がんばるぞという気持ちになります。大会の前日には
            「バタフライだから34秒を目指そうね」
            などと声をかけてくれたりもします。試合は自分との闘いです。自己ベストを出すのは難しくて、一種目だけしかベストが出ないときもあったり、全部ベストが出ないときもあります。四年生の女子で戦うときもあるので、そのときは、自己ベストの更新だけでなく、高い順位を目指します。
            逆にお母さんの言葉でやる気を失いかけたこともあります。ベストがぜんぜん出なくて
            「もうベストが出ないんだからやめたら」
            と言われたとき、水泳はやめたくないけどもうベストが出ないのかなと思ってしまうこともありました。水泳をやめた方がいいのかなと思ってしまうこともありました。
            私は励ましの言葉で自分の力以上の力を出せることもあれば、聞きたくなかった言葉で、気もちが沈んでしまうこともあるんだなと思いました。

             

             

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            柏の葉作文教室概要
             無料体験学習(2回)受付中
            ※大変申し訳ありませんが受験生過多のため、現在、土曜日(こども作文教室)の体験学習の新規受付を行なっておりません。すでにお申込みいただいた方は受け付け済みです。体験学習の再開は2018年3月です。3月からの予約を受け付けています。

            おとな作文・小論文教室
            ご希望の方は受け付けております。(1)体験ご希望日/(2)学年/(3)お名前/(4)日中ご連絡先電話番号をメールかお電話でお知らせください。
            メール/kayo.asaoka@gmail.com
            電話/080-4118-7434、04-7111-1255


            場所/さわやかちば県民プラザ
                      柏市柏の葉4−3−1
            教室開催日と場所一覧はこちらから確認できます。

            こども作文教室
            1〜4週、土曜日、9:00-12:00
            4000円/月(通信は4500円/月)

            おとな作文教室
            1〜4週、火曜日、9:00-12:00
            4500円/月

            *欠席の場合の振り替え授業あり。
            profilephoto
            浅岡佳代/1996年筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒業/1998年高校(国語)教員免許取得/作文指導歴16年


            授業風景(県民プラザ3階、2018年12月)


            お迎えの待ち合わせ場所
            (県民プラザ2階、児童書コーナー)


            柏の葉公園に隣接しています。

            =======================

            その他、詳細はこちら

            =======================

            ☆教室生徒を対象に
                読書感想文講座(8月のみ)
                公立高校入試対策小論文講座(1月のみ)

            イラスト出典:わんパグ
            言葉の森HP記事
            学力の二つの道とそれぞれの個性(2018/12/07)

            ※言葉の森、自動採点ソフトはこちら
            ※柏の葉作文教室は「言葉の森」の教材を使用しています。
            Zoom教室
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            ・申し訳ありませんが時間の予約はできません。
            ・5週目はお休みです。
            ・原稿用紙はこちら(pdf)からダウンロードできます。印刷してお使い下さい。ご自宅にある原稿用紙でも構いません。
            清書作文
            教室の子どもたちが書いた清書作文(2016年度)はこちらこちらです。
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